これから製作する本

『はじめまして、本棚荘』 紺野キリフキ著 MF文庫ダ・ヴィンチ 256ページ
本棚荘の大家さんは言う。
「昔は本がお家賃だったのよ」と。
中にも外にも本棚だらけのそのアパートに越して来たわたし
そこで出会ったのは、猫芝居をなりわいとする猫遣い師、本棚に捨てられていたサラリーマンなど、やっぱりへんてこの住人たち。
どこかいびつで、とげを抱えた彼らに触れるうち、少しずつわたしのなかで何かが変わり始める
文庫書下ろし。