これから製作する本をご紹介

これから製作する本をご紹介

『ガーディアン』 石持浅海著 光文社カッパノベルス 324ページ
彼女に危機が迫るとき、右手の小指が熱くうずく。
「お父さんは死んだ後も、お前を護っているからね。本当だよ。約束する。ほら、指切りしよう」。
人間には不可能なやり方で、彼女をいつも護ってくれる姿なき守護者・ガーディアンは、亡き父なのか?
不思議な庇護の下、温かい仲間に囲まれて充実した日常に、しかしどす黒い危機が迫っていることを、彼女はまだ知らなかった…。


『俳句脳―発想、ひらめき、美意識』 茂木健一郎 黛まどか著 
角川ONEテーマ21 175ページ
芭蕉脳トレをしていた? 夏目漱石の俳句観、桑原武夫「第二芸術」への反論など、俳人脳科学者が俳句のひらめきについて激論。言葉の不思議な営みを明らかにする。


『気をつけ、礼』 重松清著 新潮社 232ページ
「センセ、オトナにはなして先生がおらんのでしょう」-。怖かった、うるさかった、オトナのくせに情けなくて、でも、あの後ろ姿が忘れられない。時が流れること、生きていくことの切なさをやさしく包み込む物語。


『目が見えなくなった雅彦くん』 森居美百合作 講談社 青い鳥文庫 253ページ
5年生の順はプチ記者として、新聞社の支局でお手伝いをすることに。取材中に出会ったのが、交通事故の被害者で、心も目も閉ざしてしまった雅彦君。彼を助けるためにどんなことができるだろう? プチ記者、順の活躍が始まる。


『待つ女の悲劇』 大輪靖宏著 親典者新書 128ページ
時代や国を問わず、「待つ女」は様々な物語に描かれ続ける人気の女性像。携帯もない時代、女は帰らぬ男をひたすら待つのみだったのか。文学や映画の中の「待つ女」を見ながら、女の美しい面、哀れな面、恐ろしい面等を考える。


『最上峡殺人事件』 津村秀介著 実業之日本社 JOY NOVELS 238ページ
最上川若い女性の他殺体が発見された。捜査陣が目をつけた男は、しかしその時には上高地にいたという。上高地と最上峡を結ぶ強固なアリバイ。時刻表の間隙を突いた犯人の策略を、ルポライター浦上は見破れるのか?


『ゾロ 伝説の始まり 上・下』 イサベル・アジェンデ著 中川紀子訳
扶桑社  上 358ページ  下 368ページ
16歳になったディエゴはヨーロッパで教育を受けるために父の親友がいるスペインのバルセロナへ向けて旅立った。フランス軍が横暴を極めるバルセロナで、ディエゴは勉学と剣の修業に励み、弱き者を助ける秘密結社の一員になった。そして、初恋、決闘も経験することに…。その街で、好奇心と冒険心にあふれる青年ディエゴの行状が徐々にゾロのそれとして形成されていった。スペイン史、カリフォルニア史、北米先住民族伝承を背景に物語られる痛快無比の成長小説。


『ジャズの鉄板50枚+α』 神舘和典著 新潮新書 207ページ
初心者でも絶対に楽しめる、100パーセント品質保証のジャズのアルバム50枚を厳選。さらにそこから先に進むための「+α」の名盤77枚もリストアップ。読むだけで楽しく、音楽生活が充実すること請け合いのガイドブック。


『甘い記憶』 著者:井上荒野 江国香織 川上弘美 小手鞠るい 野中柊 吉川トリコ
新潮社 187ページ
切なく身を焦がす片思い。遠い日の恋の記憶。束の間の逢瀬。そばにあった温かなぬくもり。そして…。6人の人気女性作家が描く、甘くそしてほろ苦い、6つのチョコレート・ストーリーズ。