これから製作する本をご紹介

『芸人学生、知事になる』じっぴコンパクト 東国原英夫著 
実業之日本社 247ページ
早稲田大学政経学部に入学し、3度目の大学生となった著者が、政治家を志すようになったきっかけ、故郷への思い、将来のビジョンなどを綴る。
「芸人学生」に「その後の4年間」のエピローグを加筆したもの。


『暗殺の世界史』 シーザー 坂本龍馬からケネディ 朴正煕まで
大澤正道著 PHP文庫 316ページ
暗殺は歴史の残滓である。暗殺が歴史そのものに与える影響は限定的であり、いかなる要人を殺しても歴史の大きな流れを止めることはできない。
しかし現代の我々は、その痕跡をしっかり見据え、検証しておく必要がある。
本書は歴史の闇に葬られた25の暗殺事件にスポットをあて、その黒幕の正体を徹底的に追及してみた。


『桜遍路』 津村節子著 河出書房新社 220ページ
夫、吉村昭の死から二年。
作家として妻として、ともに人生を歩んだ夫への想いを綴る感動のエッセイ。
他、創作の舞台裏、文学仲間との想い出、折にふれた日本の伝統美等、しなやかで雅な作品を収録。
著者最新のエッセイ集52篇。


『昭和の玉手箱』 赤瀬川原平著 東京書籍 191ページ
紙芝居、メンコ、銭湯、手動式パチンコ、石油ストーブ、公衆電話…。
昭和の生活の身の回りのものや風景に関する思い出をイラストとともに綴る。
あまりに貧しく、あまりに懐かしい、昭和世代のメモリアルブック。


『ギフト』 日明恩著 双葉社 350ページ
その少年に目が留まった理由は、こぼれ落ちる涙をぬぐおうともせずに立ちつくしていたからだ。
ホラー映画の並ぶ棚の前で…。
「死者」が見える少年と心に傷を負った元刑事。孤独に生きてきた2人が、死者たちの謎を解き明かす。


『あたり』 山本甲士 文芸春秋 270ページ
「奇跡を信じたければ、釣りをするがいい」 ひょんな出会いから握った釣竿。
ウキの動きに夢中になるうちに、さまざまな交流が生まれ…。
釣りを通して描く、心が少しホッとする物語。


『五輪ボイコット』 幻のモスクワ、28年目の証言 松瀬学著 新潮社 270ページ
モスクワ五輪不参加という日本スポーツ史上最悪の「敗北」。
あのとき何が起こっていたのか。騒動の渦中にいた人たちの証言から「スポーツ」と「政治」の関係をあらためて問う。

参考書評 Yahoo!Japan
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