これから製作する本

一月の新本

『生きものの流儀』 日高敏隆 岩波書店 169ページ
生きている証として語られる愛や幸福・喜びといったものも単に「説明」でしかなく真理ではない。
まぎれもない事実は「生物死」だけではないか…。
生きもののさまざまな生態の話題を織り交ぜながら「生の意味」を問う。


靖国への帰還』 内田康夫 講談社 340ページ
昭和20年、海軍厚木基地夜間戦闘機で出撃した武者滋が、命からがら帰投した基地は2007年の厚木基地だった。
信じる事を忘れた現代に、彼は何を見るのか。還るべき場所を失くした青年が探し求めた使命とは…。


『この風にトライ』 上岡伸雄 集英社 270ページ  イラスト多少あり
いじめにお受験、小学生だって大変なんだ!
ぼくのクラスの新任は、元ラガーマンの熱血先生。
体育はラグビー、国語は朗読ばかり。
さて、どうなることやら…。
ラグビーを通じ、人生に大事なものを学んでいくスポーツ成長小説。


『カツラ美容室別室』 山崎ナオコーラ 河出書房新社  154ページ
大人の事情? 
大人の友情!?
こんな感じは、恋の始まりに似ている。
しかし、きっと、実際は違う。
カツラをかぶる店長・桂孝蔵の美容院を舞台に、淳之介とエリ、梅田さんたちの交流を描く。


『脳がよろこぶ「新」習慣術』 米山公啓 ベストセラーズ  192ページ
脳の大敵は「慣れ」や「ルーチンワーク」。
仕事先での「余計なこと」こそが、大脳を刺激し脳を成功へ導くという。
無駄だと思える「余計なこと」に隠された脳活性のヒントを紹介する。


『子子家庭は波乱万丈』 赤川次郎 新潮社 227ページ
律子と和哉の「子子家庭」姉弟が、ロマンチック街道・ミュンヘン・ウィーンを二人旅。そこに若い女性と青年が加わって…。
文化・歴史を紹介する小説とエッセイで、一冊で何度も楽しめる赤川流ドイツ・オーストリア攻略本。


『儚月』 今井絵美子 徳間書店  徳間文庫 335ページ
アメリ渡航を決行するぞ」。
寅次郎のその言葉は達治の夢にもなった。
路銀の足しにするため、達治は妹の僅かな金に手をつけた。
笹沢左保賞受賞作「小日向源伍の終わらない夏」他、心にしみる感動の四篇を収録。


『「3つ星ガイド」をガイドする』 山本益博 青春出版社 青春新書 190ページ
なぜあの名店に星をつけなかったのか?
ベールに包まれた覆面調査員の正体や星をつかむ料理人の条件など、「ミシュランガイド」を知りつくした著者がその舞台ウラを語りつくす。