これから製作する本

『入り婿侍商い帖 凶作年の騒乱 二』 千野隆司著 角川文庫 281ページ
凶作で米の値が上がり続ける中、「悪徳米問屋大黒屋の売り惜しみを許すまじ」と書かれた読売を何者かがばらまいた。
煽られた人々の不満は大黒屋に向かい、打ち壊しまでもが囁かれ始め…。
 
 
『隠密同心 闇の密約 二』 小杉健治著 角川文庫 319ページ
遠州十万石の大名が、隣接する旗本の知行所との境界争いで評定所に裁定を求めた。
この紛争の裏に重大な秘密が隠されていると睨んだ市松は、騒動の元凶を探りはじめる。
 
 
『どんまい』 重松清著 講談社 479ページ
離婚届を提出する前日。
夫との最後の話し合いを終え、娘とともに自宅に戻った女性は、団地の掲示板に草野球チームの入団募集の張り紙があるのの気づく…。
草野球チームを通して交錯する「ふつうの人々」の人生を鮮やかに描ききった傑作長編小説。