2017-02-24 これから製作する本 びぶりお工房 #ボランティア活動 『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編』 村上春樹著 新潮社 511ページ 私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。 夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降ったが、谷の外側はだいたい晴れていた。 それは孤独で静謐な日々であるはずだった。 騎士団長が顕れるまでは…。 『騎士団長殺し 第2部 遷ろうメタファー編』 村上春樹著 新潮社 543ページ 騎士団長がもう二週間近く私の前に姿を見せていないことも、とくに気にはしなかった。そしてやがて次の日曜日がやってきた。 きれいに晴れ上がった、慌ただしい日曜日が…。