今年度の製作の人間の記録 全20冊

 
埴谷雄高 影絵の世界(人間の記録181)』 埴谷雄高著 日本図書センター 247ページ
小説家であり評論家であった著者が、ロシア文学の読書遍歴や、少年期から文学的原風景となった戦前・戦中期の左翼体験や獄中体験などを綴る。
* 巻末年譜あり
 
 
榎本健一 喜劇こそわが命(人間の記録182)』 榎本健一著 日本図書センター 211ページ
エノケンの愛称で親しまれた著者。
オペラで培った音楽センスと独特なギャグの数々、テンポのよさで、新感覚の喜劇を作り上げた「喜劇王」の半生記。
* 巻末年譜あり
 
 
ミヤコ蝶々 おもろうて、やがて哀し(人間の記録183)』 ミヤコ蝶々著 日本図書センター 263ページ
一座の座長として7歳から芸の道に入り、舞台女優として活躍。
タレントとしても名を博し、上方漫才と喜劇界を支えてきた著者が、自身の半生を綴る。
* 巻末年譜あり
 
 
岸田今日子 あかり合わせがはじまる(人間の記録184)』 岸田今日子著 日本図書センター 195ページ
個性的な役者として、また独特の感情豊かな声で声優として幅広く活躍した著者が、子ども、舞台、出会った人々、好きなものなどについて綴る。
* 巻末に対談、年譜あり
 
 
日本のトップバレリーナの地位についている著者が、一人の女性としての素顔、華麗な舞台の裏話、そして偉大なアーティスト達との思い出などを綴る。
* 巻末に対談、年譜あり
具志堅用高 リングは僕の戦場だ(人間の記録186)』 具志堅用高著 日本図書センター 191ページ
WBA世界ジュニアフライ級タイトルを13度防衛した著者が、リングに青春のすべてを注ぎ、ボクシングを通して人間として成長した軌跡を綴る。
*巻末に年譜あり
 
 
星新一 きまぐれ星のメモ(人間の記録187)』 星新一著 日本図書センター 281ページ
ショートショートの神様」と呼ばれ、奇抜な発想と意外な結末で読者を魅了した著者。生活や仕事場、旅、思い出など、様々なテーマの随筆を収録する。
*巻末に年譜あり
 
 
野坂昭如 アドリブ自叙伝(人間の記録188)』 野坂昭如著 日本図書センター 237ページ
CMソングの作詞やコント・テレビの台本を書くなど、多彩な才能を発揮し、幅広く活躍する著者が、養父母の思い出や戦時下の話など、その半生を綴る。
*巻末に年譜あり
 
 
清水幾太郎 私の心の遍歴(人間の記録189)』 清水幾太郎著 日本図書センター 205ページ
オーギュスト・コントの研究が世に認められ、社会学者・評論家としての道を歩んだ著者。少年の頃の思い出、学生運動、結婚など、自身の心の軌跡を綴る。
*巻末に年譜あり
 
 
昭和の実業家であり、財界人であった著者が、生家の思い出や、社長として経営を再建した東芝のこと、経団連でエネルギー問題に取り組んだ話などを綴る。
*巻末に年譜あり
 
 
美空ひばり 虹の唄(人間の記録 191)』 美空ひばり著 日本図書センター 195ページ
天才少女歌手、天才子役として数々のレコードや映画でヒットを飛ばし、戦後の日本人の心を癒し、希望を与えた著者が、デビュー時代からの軌跡を綴る。
*巻末に年譜あり
 
 
石井好子 思い出はうたと共に(人間の記録 192)』 石井好子著 日本図書センター 128ページ
フランス・パリでシャンソン歌手としてデビューし、帰国後も日本シャンソン協会を設立するなど、音楽界に貢献した著者が、うたにまつわる思い出を綴る。
*巻末に年譜あり
 
 
岡本綾子 AYAKO-A LIFE STORY人間の記録 193)』 岡本綾子著 日本図書センター 281ページ
日本女子ゴルフ界の基礎を築いた第一人者である著者が、プロゴルファーへの道、プロの世界の厳しさ、ツアーのエピソード、腰痛との闘いなどを綴る。
*巻末に年譜あり
 
 
川島芳子 動乱の蔭に(人間の記録 194)』 川島芳子著 日本図書センター 255ページ
清国の王女に生まれ、6歳で日本人の養女となって日本にわたり、諜報活動などを行なった著者。
男装の麗人」と呼ばれた彼女が、その半生を綴る。
*巻末に年譜あり
 
 
力道山 空手チョップ世界を行く(人間の記録 195)』 力道山光浩著 日本図書センター 247ページ
空手チョップで外国人レスラーを破る姿がテレビ放送され人気となった「日本プロレス界の父」が、相撲界との決別やプロレス修業、苦難の時代などを綴る。
*巻末に年譜あり
 
 
佐治敬三 へんこつ なんこつ(人間の記録 196)』 佐治敬三著 日本図書センター 179ページ
サントリーの社長、会長を務め、ウイスキーを大衆に広めた著者が、学生時代の思い出や、企業分割の危機、サントリー美術館の設立などを綴る。
*巻末に年譜あり
 
 
唐十郎 わが青春浮浪伝(人間の記録 197)』 唐十郎著 日本図書センター 229ページ
劇団「状況劇場」を旗揚げし、俳優としてテレビや映画にも出演。
また、作家としても活躍した著者が、自身の青春時代を綴る。
* 巻末に対談、年譜あり
 
 
水上勉 わが六道の闇夜(人間の記録 198)』 水上勉著 日本図書センター 175ページ
社会から虐げられている者、宿命に翻弄される者の姿を多く描いた小説家が、極貧の生家、口べらしのため幼くして出された寺でのみじめな日々などを綴る。
* 巻末に年譜あり
 
 
加藤唐九郎 自伝 土と炎の迷路(人間の記録199)』 加藤唐九郎著 日本図書センター 245ページ
波乱な人生を送るも、晩年はその作風に深みを増し、現代の名陶工に数えられた著者が、生い立ちや青春時代の彷徨、多彩な人々との出会いと別れ等を綴る。 
* 巻末に年譜あり
 
 
中原中也 その頃の生活/日記(一九三六年)』 中原中也著 日本図書センター 253ページ
30歳という若さで世を去った近代文学を代表する叙情詩人が、幼少期を過ごした金沢の思い出とその頃の生活、亡き弟のことなどを綴る。
* 巻末に年譜あり