びぶりお工房 録音図書制作のあらまし NO.3(朗読の流れ その1)

前回の予告どおり、朗読の流れを実際の作業手順にそってご紹介しましょう。
以下は、講習用テキストからの抜粋です。

1 コーディネーターから「製作依頼」が届く
「びぶりお工房」トップページの「製作依頼受信」の下に「○○の朗読依頼が届いています」と表示されます。
この文字をダブルクリックすると「製作依頼返信」ページが表示されます。
製作可能なら「承諾する」、できない場合は「辞退する」にチェックを入れて送信します。
通信欄にはこの時点でのコーディナーターに向けたコメント・補足事項を記入します。
(担当3者間の連絡は「連絡票」を使います)
ファイル名などが書かれていますので確認しておきます。

2 下調べ票を作る
原本が届いたら、下読みをし、下調べ票を作ります。
トップページの「下調べ票」ボタンをクリックし、「下調べ票一覧」画面を出します。
「新規下調べ票作成」をクリックして下調べ票を開きます。
次に下調べ票の画面下段左端にある「下調べ行追加」ボタンをクリックし「下調べ票編集画面」を開き、ページ・行・語句・読みなどを入力したら「状態」欄を「調査結果」にします。
OKボタンで下調べ票画面に戻ります。
これを繰り返します。
後で訂正したいときは「下調べ行編集」ボタンをクリックして編集画面を出し、訂正します。
2回目からは書名をクリックして一覧を開きます。
下調べ票は、読み手自身のためというより、パートナーとの共通理解のためのものです。
記入する内容は、地名・人名などの固有名詞、特殊な読みの語などです。
普通の辞書で調べられるものを記入する必要はありません。
複数の読み方があってこう読むと決めた場合は、記入してパートナーに知らせてください出典なども分かりやすく記入しましょう。
どうしても調べがつかないものは、パートナーが調査を手伝います。その場合は状態欄を「調査依頼」にします。
下調べ票は作成のつど送信してください。
下調べ票が保存されるのはサーバの中で、自分のパソコンではありません、下調べ票作成途中で画面を移ると入力したものが保存されずに消えてしまいます。
送信回数が多くなるからと、完全に調べ終わってから作って送ろうと考える必要はありません。
1項目だけの送信でも良いのです。
下調べ票は何度でも上書き、書き直しができますので、読み進みながら作成してもかまいません。
パートナーが調べた内容は緑字、コーディネータが書き込んだものは赤字で届きます。
これも確認したら、「調査結果」に直しサーバに送信してください。
パートナーも調べがつかなかったものは、三者で検討し、最終的にはコーディナーターが決定します。