2014-02-19 これから製作する本 びぶりお工房 #ボランティア活動 『隔離の島』 ル・クレジオ著 中地義和訳 筑摩書房 489ページ フランス発の船で天然痘が発生、モーリシャス近くの島に足止めされる。 40日にも及ぶ検疫隔離、薬品も食糧も不足し死の影が忍びよる極限状態を透明な文体で描く。 「黄金探索者」に続く、半自伝的小説3部作の中核をなす長篇。 『誘蛾灯 鳥取連続不審死事件』 青木理著 講談社 351ページ 鳥取の寂れた繁華街のスナックホステスだった上田美由紀。 彼女の周りでは6人の男が死んだ。 なぜ彼らは肥満のホステスに惹かれたのか? 鳥取連続不審死事件の真相を追跡しながら、地方社会に巣食う矛盾と病理を明らかにする。 * 写真1枚 『炎は消えず 瓜生岩子物語』 廣木明美著 文芸社 208ページ 会津戦争のさ中、勇敢にも敵味方なく傷兵を介抱し救済した瓜生岩子。常に私心なく貧者や孤児、弱者に寄り添い、やがて養護施設をつくり、日本の社会福祉の礎となった岩子の生涯を描く。