これから製作する本

『俳優ノート』　山崎努  文春文庫　375ページ

演技とは？　死とは？　血縁とは？　戯曲「リア王」を演ずるにあたり、山崎努が綴ったノートは８冊にも及ぶ。

身につけた技術に甘んじることなく、思索を深める日々。黒沢明、伊丹十三ら、多彩な交流とともに綴る迫真の記録。

＊　日記形式

＊　写真有

＊　巻末日記索引あり

 

『日本ウイスキー世界一への道』　嶋谷幸雄、輿水精一著　集英社新書　251ページ

世界を驚かせた日本のウイスキーはどうやって造られたのか。

サントリーの蒸溜所工場長等を歴任した醸造の大家と、世界のトップに立つカリスマブレンダーが、ウイスキーの製造法から楽しみ方まで、至高の味わいの秘密を明かす。

＊  写真有

＊  図表有

＊  文中、アルファベット表記あり

 

『病んだ部下とのつきあい方　精神科医が教える上司の心得』　西多昌規著　中公新書ラクレ　240ページ

大企業の９７．５％に１カ月以上休職中の「病み社員」がいる今、メンタルヘルスの知識は上司の必須教養。

上司が発する切実な疑問に応えつつ、部下を精神的に追いつめないためのヒントを提示する。

＊  図表あり

 

『フルーツ一つばなし　おいしい果実たちの「秘密」』　田中修著　講談社現代新書　240ページ

古くから、人間とともに歴史を歩んできた果物。果物たちの秘めたしくみと、人々の健康を守るパワー、ともに歩んできた足跡に目を向け、イチゴ、バナナ、オレンジ、マンゴーなど、人気フルーツ５０種類の秘密に迫る。

＊  写真あり

＊  学名アルファベット表記有

 

『お気のドクター』　蒼井ひかり　宝島社文庫　288ページ

２６歳の研修医は、緩和ケア科で日々医療に精進中。

ずぼらで天然の彼は、先輩医師たちに叱られてばかり。

そんな中、彼の祖父の身に異変が起こり…。

新米研修医の成長を描いた医療エンタメ小説。

 

『和食の知られざる世界』　辻芳樹著　新潮新書　225ページ

辻調理師専門学校校長が、異文化の視点で和食を捉え直し、歴史的変遷から、海外での成功例や最先端の取組みまで、和食の真実を描く。

＊  巻末参考文献あり

 

『おたのしみ弁当　吉田健一未収録エッセイ』　吉田健一著　島内裕子編　講談社文芸文庫　272ページ

旅と味、若き日の回想、政治・社会批評からプルースト、ゲーテ、マルクス、三島由紀夫まで。戦後日本を生きた文人の骨太な肉声が聞こえるエッセイ４８編を収録。

様々な紙誌に掲載された単行本未収録文集。

＊　写真有

＊　年譜あり

 

『猫侍　上』　大月小夜著　ＴＯ文庫　224ページ

貧乏浪人の斑目久太郎は、かつて「まだら鬼」として恐れられた剣客だった。

ある日、久太郎は、呉服問屋の番頭・佐吉から主人を虜にする白猫「玉之丞」の暗殺を依頼されるが、斬り殺すことができずに連れ帰ってしまい…。

 

『猫侍　下』　大月小夜著　ＴＯ文庫　216ページ

白猫の玉之丞によって自分の心持ちが変化しているのを感じる久太郎。

そんな日々の中、久太郎はかつての好敵手・内藤と八百長試合をすれば仕官の仕事をやると持ちかけられる。

家族のため誇りを手放すか、悩む久太郎だったが…。

 

『娼婦の眼』　池波正太郎　講談社文庫　435ページ

昭和３０年代を舞台に、娼婦たちの群像絵巻を描いた連作集。

男を頼らず、胸を張って自分を高く売る娼婦たちの、逞しく優雅に生きる姿をユーモアも交えて活写する。