これから製作する本のご紹介

『この女』 森絵都著 筑摩書房 311ページ
 
釜ケ崎で働く主人公は、ホテルチェーンのオーナーに、妻をモデルに小説を書いてくれと頼まれる。
オーナーの妻は神戸・三宮のホテルに1人で住む、つかみ所のない女だった。
 
 
『盗人の上前 空蝉同心隠書』  瀬川貴一郎著 徳間文庫 373ページ
主人公は、旗本家との諍いで、火付盗賊改方の長官・長谷川平蔵の預かりとなり、書誌役を任ぜられる。
ある日、押し入った先を皆殺しにする強盗事件が起きた。
調べ始めた矢先、北町奉行所に事件を横取りされてしまう。
主人公は、真相を隠密裡に探り始めた。
 
『生まれてはならない子として』 宮里良子著 毎日新聞社 223ページ
隔離収容された両親の過酷な人生。
国の政策や社会の偏見のなかで自らを隠して生きた苦難の日々…。
ハンセン病患者の両親のもとに生まれた著者が、人間の尊厳を取り戻す闘いを綴る。
*写真あり