これから製作する図書

『のらくら同心手控帳 蜉蝣の宴』 瀬川貴一郎著 徳間文庫 376ページ

労咳で寝たきりの富吉が刺し殺された。
樒の葉が落ちていたところをみると、どうやら凶賊三五郎の仕業らしいが、今度は枝ごと残していないことに雪之介は疑いを抱く—。
どうにも進まぬ探索の合間を縫い、今のうちにと、結納を取りかわしていた雪之介のもとに、「三五郎が茶屋に入ったところを岡っ引の金次が見とどけた」という報せが入り…。

*シリーズ第5作です。


『ものがたり宗教史』 浅野則夫著 ちくまプリマー新書 176ページ

主要な宗教について基本的な知識を持っておくことは、現代においてますます重要になっている。
ユダヤ教からヒンドゥー教まで、それぞれの宗教の持つ論理にそいながら、かつ歴史的背景をふまえて、成立過程や教義を解説する。


『オイアウエ漂流記』 荻原浩著 新潮社 463ページ

ぼくは今日から、トクベツな子どもになることにした-。
何をやっても、みんなと同じに出来ないワタルは、ある日死んだ父親に関する重大な秘密を発見する。
その瞬間から、少年の孤独なサバイバルゲームは始まった…。


『取材ノートから 1992-2009』 小林照幸著 河出書房新社 205ページ

人に出会い、土地に出会う。
さまざまなジャンルを横断して対象に肉薄してきた第一線のノンフィクション作家が、そのデビュー以来現在まで、時代と切り結んできた足どりの記録。


ユリ・ゲラーがやってきた』 鴨下信一著 文春文庫 230ページ

東京タワーをシンボルにした「幸福な」30年代を経て、時代はドラマティックに暗転した。
ベトナム戦争よど号ハイジャック、三島由紀夫割腹自殺、あさま山荘事件、大学紛争、3億円事件、公害問題――。
しかし、これら大事件よりも正確に時代の気分を映す出来事がある。
映画や流行歌、TVドラマやCMに、予兆としてその気分は現れた。大衆の嗜好を手掛かりに、パンドラの匣(はこ)が開いた10年を俯瞰(ふかん)する。(AI)


『昭和の車掌奮闘記』 坂本衛著 交通新聞社新書 205ページ

昭和35年に車掌となってから退職するまで「一車掌」として働き続けた著者が、現役時代を振り返り語る、列車の中の昭和史。戦後復興期から高度経済成長時代、昭和の終焉へと至る時代の涙あり、笑いありの体験記録。

*写真、イラストあり


『おひとりさまが知っておきたいお金と老後のこと』 
松原惇子著 三笠書房 192ページ

お金、住まい、仕事、健康、いざという時の備え……。「おひとりさま」が、安心して・楽しく・素敵に生きるには、この“かしこさ”が必要です!
「おひとりさまの老後へのモヤモヤ」が「今から老後も楽しみ」に変わる本!

*図、イラストあり