これから製作する本をご紹介

お待たせいたしました。
これから製作にとりかかる本をご紹介します。 (4月の新本)

『闇公方』 和久田正明 双葉文庫 333ページ

江戸城改修に絡む汚職事件が明るみに出て、勘定方の小役人が姿を消した。
掛川浪人の鎧月之介は南町奉行所吟味方与力神坂乙三郎の頼みを受け、武州深谷の岡部藩に向かったが、事件の裏には勘定方に巣食う巨悪・闇公方の影があった。
癒されぬ過去を背負う素浪人・鎧月之介の修羅の剣が許せぬ悪を斬る!
好評シリーズ第三弾。


電脳コイル4』 宮村優子 徳間書店 250ページ

ヤサコたち「コイル電脳探偵局」と、ダイチ率いる「大黒黒客クラブ」は、「メガネ」を賭けた果たし合いを決行。
さらにその騒ぎにまぎれて怪しい動きをみせるイサコと、執拗にイサコをさぐるタマコ。
それぞれの思惑が交錯する。


『恐怖の谷』 アーサー・コナン・ドイル著 日暮雅通訳 光文社文庫 332ページ 

犯罪王モリアーティ教授の組織にいる人物から届いた、暗号手紙。
その謎をみごとに解いたホームズだが、問題の人物ダグラスはすでにバールストン館で殺されていた。
奇怪な状況の殺人を捜査する謎解き部分(第一部)と、事件の背景となったアメリカの“恐怖の谷”におけるスリルとアクションに満ちた物語(第二部)の二部構成による、傑作長編。


『医者の品格 医者の欲望』 宇野克明 メタモル出版 199ページ

このままでは日本の医療は確実に崩壊する。
それはすなわち国民の生命の危機を意味する。
医者の減少が根本的な原因ではない。
本当の原因は、医者としてのモラル・品格の喪失だ。


『今朝子の晩ごはん』 松井今朝子 ポプラ文庫 254

小説の執筆に追われていても、日々の晩ごはんは欠かさない!
TVの料理番組の優良モニターと化しながら、亀と親しみ、劇場に出かけ、乗馬を楽しむ。
直木賞作家の日常をあますところなく綴った、公式ホームページの日記が文庫オリジナルで初登場。
ガラパゴス旅行記も収録。

*日記風。最後に漫画あり


『パパの極意』 安藤哲也 NHK出版生活人新書 222ページ

「育児も、仕事も、人生も、笑って楽しめる父親を増やしたい」。
町の本屋さんからIT企業まで、数々の企業で働きながら子育てをして一〇年。
父親支援のNPOを立ち上げるほどにハマった育児の醍醐味とは?子どもたちの明るい未来のために今、求められる父親像とは?
仕事も家庭も地域活動もあきらめないで幸せな毎日を送る秘訣は?
著者が体当たりでつかみ取った、パパの極意がここにある。

*若干、漫画、イラスト、表、写真あり(楽しめますよ!!)


『歴代首相 知れば知るほど』 小林弘忠 実業之日本社 307ページ

日本の舵取りを担った歴代首相たちのエピソードが満載。
対米協調路線の吉田茂、日ソ共同宣言を目指す鳩山一郎の対立と妥協、トップの椅子をめぐって繰り広げられた「三角大福」のすさまじい権力闘争etc…。
最高権力者たちは激動する時代の波に翻弄されながら、何を成し遂げようとしてきたのか。
歴代首相58名のすべてを1冊で読み解く決定版。

*若干、表、写真あり。囲み記事で首相ごとにデータあり。


『聖者は口を閉ざす』 リチャード・プライス著 白石朗訳 文藝春秋 558ページ

レイは故郷に戻ってきた。
TV脚本家としての名声を捨て、生まれ育った団地の町に貢献するために。
貧困と荒廃に覆われた町のハイスクールで、レイは講師をはじめる。
少しずつ生徒たちとの交流も深まってきた頃―何者かが彼の頭を殴打し、瀕死の重傷を負わせた。
だがレイは警察に犯人の名を明かさない。捜査を担当することになった刑事ネリーズは、レイの幼なじみだった。
献身的に町のために尽くしてきたレイは何を隠しているのか?
ネリーズの捜査が、レイに関わった人びとそれぞれの物語を引き出してゆく…
それはひとつひとつが悲しく、あるいは暖かく、そして何より彼らにとってかけがえのない物語だ。
その果てに明かされる真相。
善行をなそうとした男を見舞った悲劇の理由。
スティーブン・キングエルモア・レナードら、小説巧者たちが絶賛の声を惜しまない感動の大作。
痛ましい現実に満ちた世界のなかで、しかし希望の光が最後に灯される。

*2段組(ボリュームはあるけど、面白いかも)


『美月の残香』 上田早夕里 光文社文庫 228ページ

遥花は、奔放なふたごの姉・美月に複雑な思いを抱いていた。常に比べられることへの反発―。
が、二人が選んだ相手もまた、ふたごの兄弟だった。
傍目には幸せなカルテットの誕生だったが、新婚間もない美月が、突然、謎の失踪を遂げた。
後に残されたひと瓶の香水が引き起こす思わぬ愛憎劇とは?
深い内面描写にスリリングな展開。期待の俊英による書下ろし長編。


『好感度100倍!頭のいい敬語術』 内藤京子 青春文庫 203ページ

型通りの敬語ではなぜうまく伝わらないか?
ほめる、謝る、お願いする…その「ひと言」が一瞬でマジックフレーズに変わる。

*図表、若干あり(面白そう+ためになりそう)


『教会の悪魔』 ポール・ドハティ 和爾桃子訳 ハヤカワ・ミステリ 
単行本ソフトカバー  175ページ

妹を誘惑され激怒した金匠が相手の男を殺し、司直の手が及ばぬ教会へと逃げこんだ。
だが罪の意識に苛まれた男は、耐えきれずに首を吊って、密室状態の教会内で自殺した……
単純に見えた事件だったが、その裏にキナ臭さを感じ取った国王の命を受け、再検分が行なわれることになった。
密偵役を拝命したのは、切れ者で知られる書記のコーベット。
たちまちにして他殺と見抜いたコーベットだが、その背後にさらなる秘密が、そして国家的大陰謀が潜んでいようとは、想像もしていなかった!
中世ロンドンを舞台に、英国歴史ミステリの雄が放つ傑作登場


書評参考 Yahoo!Japan、Amazon.co.jp