これから作成する本(12月分)をご紹介

国境事変  誉田哲也  中央公論新社  ハードカバー  371ページ  
何か不穏な空気が漂う長崎県対馬
新宿で発生した殺人事件を巡り対立する警視庁捜査一課と公安外事二課。
己れの「信じるもの」を求め、男たちは国境の島へ向かった……。
渾身の警察小説。


ガイシの女  汐見薫  講談社  ハードカバー  354ページ
「ガイシ=外資系企業」で働く女は、使い捨てなの?魅力的な女性たちが巻き起こす『怪事件』に、悲運にめげず立ち向かう『ガイシの女』の、実に爽快なミステリー。
バリバリ働くイメージとは裏腹に、実情はパワハラ、セクハラが横行するシビアな世界。
企業犯罪の犠牲になった兄の無念を晴らす杏子が、「ガイシの闇」に立ち向かう。


亜玖夢博士の経済入門  橘 玲  文藝春秋  四六判仮フランス装 283頁
新宿・歌舞伎町裏の「亜玖夢コンサルタンツ」。
異形の博士が学識の全てを傾け相談者の悩みを解決。
ブラックユーモア溢れる一話一理論


臥龍の天 上・下  火坂雅志  祥伝社 ハードカバー  上 415ページ・下 404ページ
戦国末期、隻眼の政宗は伊達家の当主となり奥州制覇に乗り出した-。
豊臣秀吉徳川家康石田三成直江兼続等、戦国の名将達と覇を競い、擾乱の世に真の改革を貫いた「独眼竜」政宗の生涯を現代的な視点と大胆な発想で描く。


泣き虫ハァちゃん  河合隼雄 新潮社  200ページ  挿絵あり
「ほんまに悲しいときは、男の子も、泣いてもええんよ」「兄弟ちゅうもんはええもんや」兵庫県丹波の野山を五人の兄弟や同級生たちと駆け回り過ごした、健やかで愉快な少年時代。
自分を作ったかけがえのない幼い日々を、エピソード豊かに描いた物語。


夫婦って何?「お二人様」の老後  三田誠広  講談社+α新書  184ページ
妻のココロを取り戻す超具体策満載!!
――未来のない男が無精ひげで1日茶の間にいて命令する……妻の絶望は深い!
彼女の心を取り戻さないと老後は暗い!
妻にモテる術を意外な盲点をついて詳細に指南!


おっさん傍聴にいく! 最近の裁判所でのあれやこれやをグダグダ語ってみる。 北尾トロ・下関マグロ ジュリアン 190ページ
裁判傍聴おっさんの北尾トロが、傍聴素人おっさんの下関マグロに、裁判所で耳にしたオモシロかったり、セツナかったり、ときにはキツーいおはなしを、グダグダなまぬるく語ります。


男なら、ひとり旅  布施克彦  PHP新書  215ページ 写真少々あり
仕事や家族、日常のしがらみから離れ、自由気ままに、自分だけのために、季節を求め、歴史を訪ね…。
酸いも甘いも噛み分けた大人だけが味わえる、青春時代にはわからなかった「男のひとり旅」の醍醐味を紹介。


魔笛 鎧月之介殺法帖  和久田正明  双葉文庫 276ページ
島送りになっていた竜蔵は、赦免花が咲いて十数年ぶりに江戸の地を踏んだ。
彼はその胸に秘めたある思いを為すために、再び盗人稼業に足を踏み入れる。
そこへ、島送りになるときに別れた娘が女岡っ引きになって現れる…。
癒されぬ過去を背負う鎧月之介の修羅の剣が静寂を斬り裂く!好評シリーズ第二弾。


理由あって冬に出る  似鳥鶏  東京創元社  創元推理文庫  253ページ
某市立高校の芸術棟にはフルートを吹く幽霊が出るらしい――吹奏楽部では、幽霊の噂に怯えた部員が送別演奏会の練習に来なくなってしまった。
部長は幽霊など出ないことを立証するため、部員の秋野麻衣、第三者の葉山君とともに夜の芸術棟を見張ることを決意。 第16回鮎川哲也賞に佳作入選したコミカルなミステリ。


女の旅じたく  岸本葉子 角川学芸出版 四六判仮フランス装  232ページ
何を着て何を持っていくか、女の旅じたくは結構大変!
軽さがポイントの荷造りから、頭を悩ます着まわし、部屋でのリラックス法に留守宅の備えまで、岸本流の旅と旅じたくの愉しみを綴る。


夫の火遊び  藤堂志津子  集英社 223ページ 
どんなに親しくしていても、女には秘密がある恋愛、結婚、離婚、親の介護…30~40代女性の本音を活写した『桜ハウス』待望の続編。
かつて一つ屋根の下に暮らした女性たちを主人公に、女性の心理と人生模様をさらに深く描き出す連作集。


人形が死んだ夜  土屋隆夫  光文社 ハードカバー 387ページ
ある雨の午後、温泉地に旅行に来ていた小学生・俊が写生の最中に轢き逃げされて死亡した。
唯一の目撃者である男性に不審を抱く俊の叔母・紗枝。自ら目撃者に近づき、男の嘘を暴こうとするが・・・。
クライマックスは長野・望月地方に伝わる「榊祭り」の会場。荘厳な祭礼の流れに重なるように、物語は佳境へと導かれていく。


イタリアでうっかりプロ野球選手になっちゃいました  八木虎造  小学館 255ページ
イタリア・シチリアでのバカンス中に、草野球をしようと思い立ち、言葉もわからないまま近所にチームを発見、テストを受けて、サインして…。
気がつけばイタリアプロ野球・セリエAのメンバーに。抱腹絶倒イタリア野球紀行。