「 びぶりお工房改修作業」進捗報告 (改修ソフトウエア編)

Yahoo株式会社様の開発助成をいただき行なってきた改修作業ですが、大変遅れておりましたがようやく8月24日金曜日、ソフトウエアのWeb化変換作業が完了した待望の「管理者アプリソフト」と、新たに製作した「びぶりお工房コミュニティサイト」を反映した「新びぶりお工房」とも言えるシステムをスタートさせることが出来ました。

この作業の完了で、ようやく当館だけではなく他のボランティアグループや録音図書を製作している他の施設でも、録音図書ネットワーク製作システム「びぶりお工房」をそれぞれが自立した形で使用することが出来るようのなります。
週末24日の新ソフトの稼動でしたので、現在は「慣らし運転」的な使用をしながらシステムの動作検証を続けている状態です。

新ソフトウエアの導入でこれからの作業やシステム操作がどのように変わるのかですが、これまでのソフトでは、当館以外のボランティアグループや製作施設でこの「びぶりお工房」システムを使って録音図書をネットワーク製作する場合は、先ず初めに次の作業を当館のびぶりお工房システム管理者に連絡し、登録作業に関わる操作を依頼しなければなりませんでした。
また、当館でのこれらの作業もサーバと構内LANで繋がったPCからのみ操作可能でした。
・製作参加者の登録(製作者情報登録)
・製作しようとするタイトルの書誌情報入力(書誌情報登録)
これらの作業以外にも、システム管理者に操作を依頼しなければ、システムを使うことが出来ないことが幾つかありました。
・所属団体の登録とメンテナンス
・連絡票雛形の登録とメンテナンス
・完成したコンテンツのデータの削除
メーリングリスト利用者の登録
よく使う機能としては、以上の作業などが上げられます。
今回改修作業が完了したことで、同じ一つのサーバ、システムを共有していながら、参加製作施設やグループが、それぞれが依存することなく独自に作業を進めて行くことが出来ます。
システム管理者で、管理者アプリソフトを使うことが無ければ今回の改修の結果は実感することは出来ませんが、全ての参加者の方々や、このシステムに関心を持ってくださる方がお互いに情報を発信し、共有し合うことが出来るよう新たに製作した「びぶりお工房コミュニティサイト」については、次の改修作業進捗報告「コミュニティサイト構築編」でお伝えいたします。