これから製作する本
奇妙な書店に再就職したクレイが見つけた「存在しないはずの本」たち。
どうやら暗号で書かれているらしいそれらの本の解読に、クレイは友人たちの力を借りて挑むが、それは500年越しの謎を解き明かす旅の始まりだった…。
「みんなで決める」は本当にいいことなのか?
B層社会にはびこる「反知性主義」について徹底討論。
「バカが尊重される世の中」になってしまった原因を、社会、宗教、政治、歴史、文化など多岐にわたる論点から考える。
* 対談
* 脚注、写真あり
彼らにとって私はただの通りすがり、近所の人。
それでも、それなのに-。
お金持ちのプライド犬モコ、優しかったシャア、男好きのグレース…。
もっさり暮らす或る小説家が、身辺の犬たちを愛でる「犬見」私小説。
* 犬のイラストあり
築城年代・主要城主・天守の現況と形態・交通手段など詳細データを掲載する。
* 写真、地図いりのガイドブック
『すし The SUSHI recipe book うちで作ろう うちで食べよう おうちSUSHI』 谷あつこ著 成美堂出版 108ページ
今ある食材で作ったり、肉類や野菜と合わせて、家で作る“家ずし”。
グローバルなすし、新しいすしから伝統ずしまで、様々なすしのレシピを紹介する。
* 写真入りレシピ
アキコさんの趣味は手紙を書くこと。料理、裁縫、映画、イヤな男、「お勝手」の話題を毒気たっぷりに認める著者真骨頂の書簡小説。絵葉書付き。『別冊文芸春秋』連載を書籍化。
* 巻末に映画作品紹介一覧あり
いつになれば、私は完成するんだろう-。
踊る14歳、孤高のギャル、謎めいた夫婦、地元を置いてきた女…。
律儀に生きる孤独な人々の美しさをすくう11のショートストーリー。
谷村新司や孫・竹鶴孝太郎の寄稿なども掲載。
* 写真あり
竹から生まれた吸血鬼バンブーに救われた少年。
心優しきバンブーとの楽しくも奇妙な共同生活が始まるが、バンブーにとって、人間との交流は何より大罪で…。
青春吸血鬼小説。
『オール読物』『別冊文芸春秋』掲載を単行本化。
人生最後のごはんは?
いちばんごはんに合うおかずは?
おいしいごはんの炊き方は?
それは、この世の2階にある-。
2人の詩人と連れの猿チューヤー、気の荒い駱駝にボーイに図書館司書。
いかにもとぼけた登場人物ばかりの奇天烈なホテルの物語。
* イラストあり
* 巻末に登場人物名鑑、パンフレットあり
『さよなら、ブラックハウス』 ピーター・メイ著 青木創訳 ハヤカワ文庫 502ページ
エディンバラ市警の刑事フィンは、イギリス本土から離れた故郷に望まぬ帰還をする。
フィンは殺人事件を解決し、島から出たかった。袂を分かった親友と別れた最愛の恋人に再会する前に…。
息苦しくせつない青春ミステリ。
* 本文縦書き 脚注あり
* 履歴書 横書き 太字あり
恋愛も結婚も、孤独だった。
もう、期待なんてしない。
私には私しか、いない-。
狂気まみれの純愛を貫く短編集。
「夜を想う人」「二人のプール」など全6編を収録。
『yomyom』ほか掲載を書籍化。
伯爵家令嬢として生まれ、望まぬ結婚、そして破婚。
柳原白蓮自らが語る、波瀾の半生。
謎の暗号文書に導かれて「女優」を探すうち、主人公は幾つもの大切な命を失っていく-。人生を襲う不意打ちの死と向き合い、透徹した目で寄る辺なき生を見つめた長篇小説。
『文学界』掲載を書籍化。