これから製作する本

『ペナンブラ氏の24時間書店』 ロビン・スローン著 島村浩子訳 東京創元社 345ページ
奇妙な書店に再就職したクレイが見つけた「存在しないはずの本」たち。
どうやら暗号で書かれているらしいそれらの本の解読に、クレイは友人たちの力を借りて挑むが、それは500年越しの謎を解き明かす旅の始まりだった…。
 
 
『愚民文明の暴走』 呉智英x適菜収 対談 講談社 225ページ
「みんなで決める」は本当にいいことなのか?
B層社会にはびこる「反知性主義」について徹底討論。
「バカが尊重される世の中」になってしまった原因を、社会、宗教、政治、歴史、文化など多岐にわたる論点から考える。
  対談
  脚注、写真あり
 
 
『近所の犬』 姫野カオルコ著 幻冬舎 248ページ
彼らにとって私はただの通りすがり、近所の人。
それでも、それなのに-。
お金持ちのプライド犬モコ、優しかったシャア、男好きのグレース…。
もっさり暮らす或る小説家が、身辺の犬たちを愛でる「犬見」私小説
  犬のイラストあり
 
 
『ハンディ版 日本100名城公式ガイドブック』 公益財団法人 日本城郭協会監修 Gakken 240ページ
北海道の根室半島チャシ跡群から沖縄の首里城まで、平成18年2月に発表された「日本100名城」を網羅。
築城年代・主要城主・天守の現況と形態・交通手段など詳細データを掲載する。
  写真、地図いりのガイドブック
 
 
『すし The SUSHI recipe book うちで作ろう うちで食べよう おうちSUSHI』 谷あつこ著 成美堂出版 108ページ
今ある食材で作ったり、肉類や野菜と合わせて、家で作る“家ずし”。
グローバルなすし、新しいすしから伝統ずしまで、様々なすしのレシピを紹介する。 
  写真入りレシピ
 
 
『お勝手太平記』 金井美恵子著 文藝春秋 319ページ
アキコさんの趣味は手紙を書くこと。料理、裁縫、映画、イヤな男、「お勝手」の話題を毒気たっぷりに認める著者真骨頂の書簡小説。絵葉書付き。『別冊文芸春秋』連載を書籍化。
  巻末に映画作品紹介一覧あり
 
 
『さみしくなったら名前を呼んで』 山内マリコ著 幻冬舎 223ページ
いつになれば、私は完成するんだろう-。
踊る14歳、孤高のギャル、謎めいた夫婦、地元を置いてきた女…。
律儀に生きる孤独な人々の美しさをすくう11のショートストーリー。
 
 
ウイスキーと私』 竹鶴正孝著 NHK出版 192ページ
はじめての洋酒づくり、異郷で芽ばえた愛、終戦・混乱期のウイスキー…。
ニッカウヰスキー創業者・竹鶴政孝のユーモアとダンディズムあふれる伝説的自伝。
谷村新司や孫・竹鶴孝太郎の寄稿なども掲載。
  写真あり
                            
『ほんとうの花を見せにきた』 桜庭一樹著 文藝春秋 311ページ
竹から生まれた吸血鬼バンブーに救われた少年。
心優しきバンブーとの楽しくも奇妙な共同生活が始まるが、バンブーにとって、人間との交流は何より大罪で…。
青春吸血鬼小説。
『オール読物』『別冊文芸春秋』掲載を単行本化。
 
 
『つやつや、ごはん』 赤瀬川源平北大路魯山人ほか 39人 河出書房新社 207ページ
人生最後のごはんは?
いちばんごはんに合うおかずは?
おいしいごはんの炊き方は?
ニッポンの食の原点、ごはん・米・飯をめぐる随筆集。嵐山光三郎遠藤周作米原万里らによる全39篇を収録する。
 
 
『電氣ホテル』 吉田篤弘著 文藝春秋 248ページ
それは、この世の2階にある-。
2人の詩人と連れの猿チューヤー、気の荒い駱駝にボーイに図書館司書。
いかにもとぼけた登場人物ばかりの奇天烈なホテルの物語。
  イラストあり
  巻末に登場人物名鑑、パンフレットあり
 
 
『さよなら、ブラックハウス』 ピーター・メイ著 青木創訳 ハヤカワ文庫 502ページ
エディンバラ市警の刑事フィンは、イギリス本土から離れた故郷に望まぬ帰還をする。
フィンは殺人事件を解決し、島から出たかった。袂を分かった親友と別れた最愛の恋人に再会する前に…。
息苦しくせつない青春ミステリ。
 
 
『NHK日本戦後サブカルチャー史』 宮沢章夫編著 NHK出版 本文117ページ+関連年表(約150ページ)
NHK「ニッポン戦後サブカルチャー史」から生まれた本。各時代を象徴する表現に共通していたものを、様々なジャンルを横断しながら読み解く。後ろから読む、サブカルチャーの履歴書1945-2014も収録。
* 本文縦書き 脚注あり
* 履歴書 横書き 太字あり
 
 
『愛なんて嘘』 白石一文著 新潮社 291ページ
恋愛も結婚も、孤独だった。
もう、期待なんてしない。
私には私しか、いない-。
狂気まみれの純愛を貫く短編集。
「夜を想う人」「二人のプール」など全6編を収録。
『yomyom』ほか掲載を書籍化。
 
 
『白蓮自叙伝 荊棘の実 柳原白蓮』 柳原白蓮著 河出書房新社 447ページ
伯爵家令嬢として生まれ、望まぬ結婚、そして破婚。
東洋英和女学校で育んだ村岡花子との友情、炭鉱王との再婚、東京帝大生・宮崎竜介との恋…。
柳原白蓮自らが語る、波瀾の半生。
 
 
『離陸』 絲山秋子著 文藝春秋 415ページ
謎の暗号文書に導かれて「女優」を探すうち、主人公は幾つもの大切な命を失っていく-。人生を襲う不意打ちの死と向き合い、透徹した目で寄る辺なき生を見つめた長篇小説。
『文学界』掲載を書籍化。
 
 
『阿蘭陀西鶴』 朝井まかて著 講談社 287ページ
「ほんま、はた迷惑なお父はんや」 若くして妻を亡くし、娘と大坂に暮らしながら、創作に打ち込んだ井原西鶴は、人間大好き、世間に興味津々、数多の騒動を引き起こす-。娯楽小説の祖・西鶴の人生を描く。