これから製作する本

『うだつ屋智右衛門縁起帳』 井川香四郎著 光文社時代小説文庫 317ページ
 
“うだつ屋”と呼ばれる朝倉智右衛門。
財政破綻で取り潰し目前の藩から、不良債権で破産寸前の大店、頓挫した橋の改修事業まで、思いもよらぬアイデアと創意工夫でうだつを上げる、江戸の再建屋の姿を描く。
 
 
『アガサ・レーズンと猫泥棒』 MC・ビートン著 羽田詩津子訳 コージーブックス 305ページ
 
村にやってきた新しい獣医はハンサムな独身男。
アガサはさっそく健康そのものの飼い猫ホッジをダシにしていそいそと診療所へ。
猫嫌いな様子の獣医を不審に思うも、思いがけずデートに誘われ、細かいことには目をつぶることにした。
ところが獣医に約束をすっぽかされるし、飼い猫は行方不明になるしで、不幸続きのアガサ。
お詫びに誘われたデートでも、失態を演じて逃げ帰るはめに。
そしてその翌朝、なんと獣医が往診中に不運な死を遂げた!事故死ではないと睨んだアガサは、尻込みする隣人ジェームズを従え、さっそく聴き込み調査を開始。
すると意外な獣医の「正体」が浮かび上がってきて
 
『読売屋天一郎 冬のやんま』 辻堂魁著 光文社時代小説文庫 351ページ
 
当代売れっ子の若手歌舞伎役者・姫川菱蔵が、てき屋の若者に瀕死の重傷を負わされた。
武家出身の読売屋「末成り屋」の主・天一郎は、さっそく事件を調べ始めたが、背後には歌舞伎界を揺るがす大疑獄が…。
シリーズ第2作。