これから製作する本

『言語小説集』 井上ひさし著 新潮社 155ページ
 
えっ、まさか!?カギ括弧記号が恋に落ちる!?「括弧の恋」。
文法的に意味をなさない台詞に、役者が狂わされていく「極刑」。
方言に人生を捧げた方言学者が、傍若無人の元特高に方言で復讐を果たす「五十年ぶり」。“大便ながらくお待たせしました”と、ある日突然舌がもつれる青年駅員の悲哀を描いた「言語生涯」他3編。
日本語で笑いを創り続けた著者の真骨頂。爆笑の名作、遂に単行本化。