これから製作する本
人類史上5人しか達成していない、水深115メートルからの生還。
生死の狭間で、プロ・フリーダイバー篠宮竜三は、何を見たのか。
「動機」「挑戦」「克服」「夢」にまつわる体験を綴る。
登山家・栗城史多との対談も収録。
* 写真あり
* 巻末 対談あり
謎の系図を持った女が自宅で殺された。
彼女と婚約するつもりだった男は謎の系図を手に死の真相に迫るが、そこには想像を絶する恐怖が待ち受けていた。
私の名前はレイチェル・アレグザンダー。
私立探偵。
相棒のダシールは筋肉質の闘犬だ。
そんな私たちのもとに、友人を殺した犯人捜しの依頼が舞い込んだ。
被害者はゲイの画家で、警察は同性愛者への虐待事件と見ているらしい。
だが被害者の愛犬が消えていて、犬の利権がらみの可能性もあるという…。シェイマス賞最優秀処女長編賞受賞。
コンビ探偵アレグザンダー&ダシール開幕。
たったひと言の遺書を遺して、若く美しいリサは窓から飛び降りた。
娘を溺愛していた両親は納得がいかず、アレグザンダーに調査を依頼。
アレグザンダーは、リサの飼い犬を預かっている太極拳の師匠に会いに行くが…。
お上に討えても聞き入れられず、世を拗ねて“乙姫”と名乗る渡世人に。
女に手が早く、手目博打も辞さず、ひとたび琴線に触れると左手で握った長脇差を容赦なくふるう。
反面、名医の息子の血が騒ぎ、けが人や病人を放っておけず、決して長脇差を持つことのない数珠を巻いた右手で医療を施す。
渡世人にしておくには惜しいほどの天下一品の医術を身につけながらも、生きるも死ぬも大差はないとうそぶく。
野州河内郡乙井の姫四郎、人呼んで“乙姫”―。
だが道中で病人に出会えば、一連に数珠を巻き付けた右腕で父譲りの医術を施して治療を行い、一方で生かしてはおけない悪人を見れば、左手で長脇差を抜き、逆手に握って振り回す。
右手で人の命を救い、左手で人の命を奪う姫四郎。
どちらも自分にとってただの道楽だと、自嘲的に笑いを浮かべるのだった。生死も、今日明日もない流れ旅が、中仙道、日光道で続いていく…。
中国近代文学の草創期を代表する実験的小説群。
伝統批判だけでなく、当時中国人が獲得しつつあった近代性に対しても懐疑の目を向けた『彷徨』。
激しい喜怒哀楽の情をたぎらせる古代の英雄聖賢を描く『故事新編』。
中国革命を生きた文学者、魯迅の異色作を紹介。
度重なる不幸で精根尽き果てていく女を描く「祝福」。
すっかり様変わりした昔の友人の、閉塞感と郷愁に満ちた来し方の物語「酒楼にて」。
* 地図1枚
* ルビ 2種