これから製作する本

これから製作する本をご紹介!!
 
『秋田さんの卵』伊藤たかみ著 講談社 191ページ
 
K病院のある病室に出入りする、健康的でどこか色っぽい熟女、付添婦の秋田さん(仮名)。謎の血尿で入院中の木戸俊二は、同室の仲間と、そんな彼女を巡る他愛もない噂話をするのが唯一の娯楽。
しかし、実は俊二には、秋田さんとのとあるエピソードが、行き場をなくした記憶としてさまよっていたのだった
そんな折、俊二は秋田さんから意外な用件を頼まれることになって
表題作ほか、旧友の遺した金で哀しみを買う旅に出る『ボギー、愛しているか』併録。
 
 
『PK』 伊坂幸太郎著 講談社 221ページ
 
こだわりとたくらみに満ちた中編3作品、「PK」「超人」「密使」からなる“未来三部作”。
 
 
『ある一日』いしいしんじ著 新潮社 140ページ
 
京都、鴨川にほどちかい古い町屋に暮らす四十代の夫婦のもとに、待ちに待った赤ん坊が誕生する。
陣痛の苦しみに塗りこめられる妻と、励ましつつ寄り沿う夫。
人生最大の一日を克明に描きだす「出産小説」。
 
 
『フラミンゴの村』 澤西祐典著 集英社 135ページ
19世紀末のベルギー。
 
農夫はある日突然「妻がフラミンゴになる」という不条理な出来事に遭遇する。
忌み者扱いを避けるため家族の秘密にするが…。
極限状況での人間心理を暴く。第35回すばる文学賞受賞。