これから製作する本

『罪悪』 フェルディナント・フォン・シーラッハ著 酒寄進一訳 東京創元社 214ページ
 
ふるさと祭りの最中に突発する、ブラスバンドの男たちによる集団暴行事件。
秘密結社にかぶれる男子寄宿学校生らの、“生け贄”の生徒へのいじめが引き起こす悲劇。何不自由ない暮らしを送る主婦が続ける窃盗事件。
罪人になるのは簡単なのに、世界は何も変わらない。
弁護士の「私」は、さまざまな罪のかたちを静かに語り出す。
 
 
『10歳までの子育ての教科書』「子育てのやり直し」はできません アスコム編 215ページ
 
特に子育てで大切といわれる10歳までにスポットをあて、塾や学校の先生、学者、教育書の著者など、さまざまな教育のプロ22人が、子どもを「よいスパイラル」に乗せる方法をアドバイスする。
 
     注あり
     図表あり
     コラム様の記事あり
 
 
アメリカが畏怖した日本』 渡部昇一著 PHP新書 175ページ
 
対米戦争に勝つチャンスはあった!
「武士道の日本と、騎士道なきアメリカ」という視点から、黒船来航以来160年にわたる日米関係史を読み直す。
歴史街道』連載を単行本化。  
 
     写真あり
 
 
『狐森 雨乞の左右吉捕物話』 長谷川卓著 徳間文庫 365ページ
 
向柳原の御用聞き・富五郎の手下である左右吉は、十年以上も前に、浅草の金竜寺門前町辺りを根城に悪さをしていた。
そのときの仲間・豊吉が行方不明になったことを知り、掏摸のお千、腕の立つ浪人・日根孝司郎らとともに探索を始める。
すると大店のお内儀から、香具師の親分へと繋がり、なにやら焦臭い事件の影も見え隠れして…。
 
 
『NHKさかのぼり日本史⑦戦国』富を制する者が天下を制す 大和田哲男著 NHK出版 125ページ
 
信長・秀吉・家康が勝ちあがれた秘訣とは。1615年→1590年→1575年→1467年の転機となった合戦と“富の力”の関係を検証する。
 
     図あり
     写真あり
     年表あり
 
 
『雪のチングルマ』 新田次郎著 325ページ
 
童歌をうたうと必ず雪崩で死ぬという怪談に抗いながらも囚われた若者の苦悩と悲劇を描いた表題作、実感をこめて富士のおそろしさを表現しきった「春富士遭難」など、全6篇を収録。
著者円熟期の山岳小説集。
 
 
『この謎が解けるか?』鮎川哲也からの挑戦状! 鮎川哲也著 芦辺拓山前譲編 出版芸術社 220ページ
 
1人の男が名古屋の墓地で殺された。
容疑者3人は事件当日、東京や静岡にいたという。
鉄壁のアリバイは崩せるのか?
「アリバイ」をはじめ、鮎川哲也の未刊行作全7編を収録。
 
     対話
     イラストあり