これから製作する本

平清盛』 村上元三著 学陽書房人物文庫 550ページ
 
腐敗した貴族政治を打破し、はじめて武士が中心の新しい時代へと変化させた英雄の生涯を描く長編小説。
十七歳で瀬戸内の海賊を破り、源義朝との武門の覇権争いに勝ち抜いた清盛は、宋との貿易、福原遷都、娘の徳子が高倉天皇中宮になるなど型破りな手法で軍事、政治、経済を掌握し、新しい世の中を創り始める。
そんな折、一度は助命した源頼朝が伊豆で挙兵したとの報が届くのであった…。
 
 
『東京の銅像を歩く』 木下直之著 祥伝社 320ページ
 
東京都内に現存する主な銅像を網羅したポケットガイド。
国内外の英傑からマンガの主人公、動物、異星人まで、総数100体余りを紹介。
日本の銅像の基礎知識も解説する。
 
     写真多数
     地図
     参考文献 あり
 
 
『じつは危ない食べもの 健康志向・安全志向の落とし穴』 南清貴著           ワニブックスPLUS新書 225ページ
 
一見体に良さそうな食品は、実はどのように作られているか知っていますか?
ちまたの健康志向や安全志向、美容・ダイエット志向の間違いを正し、“体にほんとうによい”食べものの選び方を教えます。
 
     コラムあり
     図表、わずかにあり
 
 
『僕がバナナを売って算数ドリルをつくるワケ』 天野春果著 小学館 216ページ
 
サッカーチームでありながら算数ドリルを作り、スタジアムではバナナを売るクラブ、川崎フロンターレ
その仕掛け人である著者が、地域貢献や教育など、選手だけでは成り立たないサッカークラブの取り組みを紹介する。
 
『「食魔亭」日録―小泉武夫の胃袋を覗く―』 小泉武夫著 祥伝社 224ページ
 
食の怪人は、毎日いったい何を食べているのか?
1カ月間、その体内に入ったすべての飲食物を記録し、それぞれにまつわる垂涎のエッセイを添えて、その並はずれた健康と活力の謎に迫る。
     写真あり
 
 
『玉子ふわふわ』 早川茉莉編 ちくま文庫 271ページ
 
玉子についてのアンソロジー37人の作家による「玉子饗宴」。
     コラムあり
     イラスト若干あり
 
 
『風俗依存症 私が本当の居場所をみつけるまで』 大庭佳奈子著 文芸社文庫 160ページ
 
<私が風俗に飛び込んだきっかけは、実に簡単な動機だった。ほんの少しの“現実逃避”と、ちょっとしたきっかけさえあれば、勢いで誰でも入れる世界なのである>。
自分の居場所を探し求め続けた元・高級ソープランド嬢の衝撃のエッセイ。
心の空虚さを埋めるため、高級ソープランドのナンバーワンを維持し続けた著者が、性風俗業の内情と、風俗に依存する自身の弱さ、そしてSEXによるガン宣告を受けてから引退、結婚を決意するまでの心の軌跡を赤裸々に綴る。
 
 
『野良猫ケンさん』 村松友視著 河出書房新社 190ページ
一緒に暮らせそうもない、ケンカ三昧の無常観あふるる極道野良に、作家はこよなく魅入られていった…。
猫たちとの芝居心を道づれにしたつきあいの日々を通し、ありのままの生と老いの宿命を見据える書き下ろしエッセイ。
     ネコのイラストあり
 
 
『困ってるひと』 大野更紗著 ポプラ社 317ページ
ビルマ難民を研究していた大学院生女子が、ある日、原因不明の難病を発症した。知性とユーモアがほとばしる、命がけのエンタメ闘病記。
     イラストあり
 
 
『犯罪』 フェルディナント・ファン・シーラッハ著 酒寄進一訳 東京創元社 221ページ
魔に魅入られ、世界の不条理に翻弄される犯罪者たち。
刑事事件弁護士である著者が現実の事件に材を得て、異様な罪を犯した人間たちの哀しさ、愛おしさを鮮やかに描いた連作短篇集。
 
 
『履歴書代わりに』 吉村昭著 河出書房新社 183ページ
 
場所、記憶、追悼、取材、披露宴、相撲、家族、病気、万年筆、紀行、そして青春…。
歴史の証言者・吉村昭の、こだわりの世界と記録の軌跡を綴った、単行本未収録のエッセイを収載。