これから製作する本

『廃墟に乞う』 佐々木譲著 文藝春秋 320ページ
道警の敏腕刑事だった仙道孝司は、ある事件をきっかけに療養中の身。
やっと回復してきた仙道に、次々とやっかいな相談事が…。
第142回 直木賞受賞作。


『ほかならぬ人へ』 白石一文著 祥伝社 304ページ
ほんとは二人ともベストの相手がほかにいるんだ-。
愛するべき真の相手はどこにいるのだろう?
「恋愛の本質」を克明に描き、さらなる高みへ昇華する。
表題作ほか全2編を収録。『Feel Love』掲載をまとめて書籍化。
第142回 直木賞受賞作。


『のらくら同心手控帳 山陰の家』 瀬川貴一郎著 徳間文庫 351ページ
与力前島兵助の粋なはからいで、岡っ引きの金次夫婦と熱海まで遊びにきた雨宮雪之介。
新妻の夏絵と連れ立って、近くの神社まで散歩へ出た道すがら、歌麿の浮世絵から抜け出してきたような美人とすれ違った。
ふと何かが鼻を打った感じがしたものの、大して気にも留めなかった雪之介だったが、何気なく足を向けた本殿奥に伸びる楠の根方に、包丁で胸を刺されて死んでいる若い女を見つけ…。


吉野北高校図書委員会3』 山本渚著 メディアファクトリー 225ページ

高校2年の秋、男友達の大地に彼女ができて、複雑な気持ちになっていたかずらに、藤枝はまっすぐな想いを向けてくれた。
あれから1年―進路に悩みながら、かずらは、友達としてそばにいてくれる藤枝への、想いの変化に戸惑っていた。
一方大地は、友人の小嶋がかずらを「好きだ」と言い出したのをきっかけに、かずらを女の子として意識しはじめて…。


電脳コイル10』 宮村優子著 徳間書店 287ページ

イサコは遂に“あっちの世界”への扉を開いたが、“あっちの世界”にアクセスすることには失敗。
小学生たちは、いまも町のどこかに残っているらしい、消えた入り口を探す。
そんなとき、ヤサコが家の廊下で見たものは-!?