これから製作する本

これから製作の取り掛かる本をご紹介します。

『病室のシャボン玉ホリデー
  なべおさみ著  文芸春秋 ハードカバー 351ページ
 ザ・ピーナッツ布施明らが病室で演じる「シャボン玉」のコント。
そして「スターダスト」のメロディーが優しく流れ出す…。
肝臓ガンで亡くなった俳優・コメディアンのハナ肇の、激しくも哀しい最期を克明に綴る。

オブ・ザ・ベースボール
  円城 塔著  文芸春秋  155ページ
 ファウルズ。人が降ることで有名で、誰もがみんな知っている町の名前。
そんな町に送られてきたユニフォームとバットを身につけたレスキュー・チーム=町の英雄たちの物語。表題作ほか「つぎの著者につづく」を収録。

『めぐみ手帳』
  横田 滋, 横田 早紀江著  光文社
 横田めぐみさん拉致から30年…。
この10年、47都道府県すべてを回り、拉致被害者の救出を訴えてきた両親が、分刻みで書き記してきた救出活動日誌より、2003~2007年の部分を抜粋。4年10カ月分を初公開!

『KY式日本語』
  北原 保雄編著 「もっと明鏡」委員会編集  大修館書店
 「KY」と書いて、「空気読めない」と読む。
若者やネットを中心に広がり続けるこのローマ字略語の世界に、多面的な考察を試みる。
「FK(ファンデ濃い)」「IT(アイス食べたい)」など、のべ400語収録。

『戦争する脳』
  計見 一雄著  平凡社新書 402 239ページ
 戦後日本の自衛隊の奇妙な存在の仕方や、イラク戦争の泥沼に現れた病理現象を読み取り、戦争に突き進むメカニズムと心理を分析する。
医療の現場と脳科学、旧日本軍と「新しい戦争」から考察した精神医学的戦争論

東京マラソン
  遠藤 雅彦著  ベースボール・マガジン社
 3万人が東京の真ん中を走る大規模市民マラソン
次々浮上する難題に、集まった作り手たちはどう挑んだか。
当時、都の実務責任者を務めた著者が、人々を惹きつける東京マラソンの実像と成功への道のりを明かす。

『モテたい理由』
  赤坂 真理著  講談社現代新書
 モテ服にモテ子…女性誌はなぜ「モテ」を大合唱するのか?
エビちゃんブームの深層、蔓延する自分語りの文法から恋愛至上主義とオタクの関係まで、混迷する男女の今をえぐる!

『桶屋の挑戦』
  加藤 薫著  中公新書ラクレ 270
 「産湯の湯桶から棺桶まで」の大活躍だった木桶も、「古い」「不便」などと敬遠され、いまや絶滅寸前。
桶の良さを伝えていきたいと、各地で桶屋や桶を使う食べ物屋が立ち上がった。
桶屋たちと桶の世界の物語。

『狂犬は眠らない』
  ジェイムズ・グレイディ著 三川 基好訳  早川書房  662ページ  文庫
 スパイとして働きすぎて頭がいかれた5人組―― 秘密の精神病院に収容された元CIAメンバーは、各々ハンデを抱えていた。
5人の元スパイたちが大脱走、おかしくせつない“変”感覚サスペンス。

『皇后美智子さま愛と喜びの御歌』
  渡辺 みどり[著]  講談社+α文庫 A24-5
 天皇家に嫁いで50年、皇后美智子さまが歩んでこられた年月を、ご自身が詠まれた御歌を通して振り返る。
移りゆく季節の花の香り、愛しい子どもの声…。
31文字にあふれるメッセージの宝石。