これから製作する本をごしょうかい

7月の新本をご紹介します。

「天才」の育て方  五嶋 節  講談社現代新書 199ページ 978-4061498907
 みどり、龍という世界的な天才バイオリニスト姉弟を育てた母親が赤裸々に語る育児・教育論。
「興味を示したのでなりゆきでやらせたまで」という自然流子育てが印象に残る

とてつもない日本 麻生太郎   新潮新書  192ページ  978-4-10-610217-2
格差社会少子化、教育崩壊……。
メディアでは暗い話ばかりが喧伝されるが、日本は本当にそんなに「駄目な国」なのだろうか。
戦後、一度も戦争をせず、努力の末、経済的繁栄を実現した。
トヨタソニー、カラオケ、マンガは言うまでもないが、日本人が考えている以上に日本は評価され、期待もされている。
悲観していても何も始まらない。
「日本の底力」をもう一度見つめ直し、未来を考えるための一冊。

日本男児  赤瀬川原平  文春新書  233ページ  978-4-16-660575-0
固い頭をやわらかくする!
目からウロコが落ちるように、頭のウロコも落としてみよう!
すると世界がこんなにも違って見えてくる。
究極の日本男児の世界二十七篇登場!

医療の限界  小松秀樹  新潮新書  221ページ  978-4-10-610218-9
日本人は死生観を失った。
リスクのない治療はない。患者は消費者ではない―。
医療の現場を崩壊させる、際限のない社会の「安心・安全」要求、科学を理解しない刑事司法のレトリック、コストとクオリティを無視した建前ばかりの行政制度など、さまざまな要因を、具体例とともに思想的見地まで掘り下げて論及する。
いったい医療は誰のものか?
日本の医療が直面する重大な選択肢を鋭く問う。